【Maison Martin Margiela】 ハの字ライダースの完成形 05ss 5zip riders

 

Maison Martin Margiela マルジェラ

https://www.maisonmargiela.com/wx

 

 

 

 はじめに

近年、本人期のマルジェラの高騰が止まらない。

そのアーティスティックなプロダクトと独特の表現方法、服からあふれ出るその存在感が評価されての事だろうか。

 

普段着るには到底向かない物もあるが、”ドール期”や”オーバーサイズ期”の物などは比較的カジュアルに取り入れやすいのも魅力の一つだろう。

 

 

 

 

 

 マルジェラ メンズラインの代名詞ともされている”5zip riders” 通称”ハの字ライダース” 

メンズラインの始まった1999年ssから現在に至るまで継続的に展開され続けているモデルである。販売されている期間が長いため、数々のマイナーチェンジを繰り替えし現在に至ります。

 

大まかに分けると”初期型”と呼ばれている物とそれ以外の物(特に呼び名が無いもの)、比較的近年の物は”現行品”と呼ばれます。

 

初期型と違い、現行品の定義があいまいなので今回はガリアーノに変わったタイミングの物を”現行品”とて話を進めます

 

ハの字ライダース マイナーチェンジ表

プロトタイプ 初期型 1999ss 形違いのMRS Zip、ハンガーループなし
オリゾンティ 初期型 1999aw MRS Zipの形変更
KOKONOE CO.LTD 初期型 2000ss ビニールタグとレザーのハンガーループの採用
初期型 2000aw .
初期型 2001ss ハンガーループがレザーからゴムの簡易的なものに変更
初期型 2001aw .
ここのえ株式会社 別々タグ 初期型 2002ss ハンガーループがなくなる
初期型 2002aw .
初期型 2003ss .
初期型 終了 初期型 2003aw .
レギュラー 2004ss 大幅な仕様変更(初期型に見られる特徴がなくなる)フロントファスナーがダブルになる
レギュラー 2004aw ダブルファスナー終了
ここのえ株式会社 同一タグ レギュラー 2005ss 【初期型復刻】 ⑭に変更
レギュラー 2005aw .
レギュラー 2006ss riri Zip(小)に変更 レザーのハンガーループが復活
レギュラー 2006aw .
レギュラー 2007ss FEDERYCA社製(四角Zip)ファスナーに変更
タイト 2007aw .
タイト 2008ss 背中の縫製がシングル→ダブルへ変更、YKK(四角Zip)アンティーク調の色の物に変更
タイト 2008aw .
タイト 2009ss 布のハンガーループに変更”made in Italy”の表記が入る
タイト 2009aw カレンダータグが品質タグにも付くように
タイト 2010ss ガンメタZip 超タイトフィッティング ホースレザー
タイト 2010aw 再び バーニズ初期復刻 (MRS Zipではない)
ここのえタグ終了 タイト 2011ss ホースレザー 一旦イタリア製終了
スタッフインターナショナル タイト 2011aw ルーマニア製に変更
タイト 2012ss .
タイト 2012aw カレンダータグが首元へ
タイト 2013ss .
タイト 2013aw ルーマニア製→再びイタリア製に戻る
タイト 2014ss .
タイト 2014aw 長かったYKK Zipが終了
タイト 2015ss riri Zip(大、スクエア)に変更
ガリアーノ期 【MAISON MARGIELA】へ 現行 2015aw .
現行 2016ss .
現行 2016aw イタリア製→インド製に変更
現行 2017ss .
現行 2017aw .
マルジェラジャパン 現行 2018ss .
現行 2018aw .
現行 2019ss .
現行 2019aw .
現行 2020ss インド製→再びイタリア製

 

同じ”ハの字ライダース”ではあるが、そもそものデザイン意図がかなり違い、現行品のハの字ライダースと初期型と呼ばれるハの字ライダースはディテールが大きく異なるのでもはや別物と言っていいでしょう。

 

 

初期型

 

マルジェラ Maison Martin Margiela ハの字ライダース 5zip riders

https://www.maisonmargiela.com/wx

通称、初期型と呼ばれるハの字ライダース(以下、初期ハの字ライダース)

 

03AWにまでみられるディテール

・MRSジップ (大ぶりなジップ)

・ボックスシルエット

・脇下のベンチレーション

・茶色のファスナーテープ

 

マルタン本人はレプリカシリーズや一部のアーティザナルを見てご存じの通りヴィンテージの物からディテールを引用してくることが多いい。 

 

特徴的な上記のディテールは全て古いライダースジャケットに見られるディテールである。

ハの字ライダース 5zip riders マルジェラ Margiela

脇下のベンチレーション

 ボックスシルエットに関しても同様で、

ルイスレザーも今でこそ”タイトフィット”なるものが存在するが、古いものはタイトフィットなどの概念がなく、全て着丈が短くてボックスシルエットでした。

 

初期ハの字ライダースの魅力というのは上記のヴィンテージライダースジャケットに見られるディテールをそのまま横に移動させ、全く同じものを仕上げるという所ではなく、マルタン流のデザインに落とし込んだという所ではないでしょうか。

 

ただし、デメリットとしては万人受けするデザインではないという所。

(それこそがマルジェラだ。という一部のコアなファンは例外です)

 

物単体でみると非常にカッコいいのですが、最近の服と合わせるとやはり浮いてしまうのが初期ハの字ライダースの難しい所です。

 

あとは、やはり日本人の体形には合わないというところが大きく、これも普段着に合わせると浮いてしまう原因のひとつではないかと考えています。

 

革質もお世辞にも良いとは言えません、薄めの革で尚且つ傷が付きやすいのが目立ちます。オイルアップやブラッシングを行えばある程度は消えますが、個人的には好みの革質ではありません。

 

 

 

 現行品

 

Maison Martin Margiela マルジェラ ハの字ライダース 5zip riders

https://www.farfetch.com/jp/shopping/men/items.aspx

 初めに申しますと店頭で試着したことはあるが、自身が現行品を買って着こんだことがないので不明な点が多いいので憶測多めです。

あくまでも私の1意見として捉えて下さい。

 

 

現行品は初期ハの字ライダースと比べ着丈が少し長くなり、身幅も少し絞られています。

以前はかなりタイトでしたが、最近のトレンドを意識してか、ここ2年ほどは少しゆとりが増えたような気がします。

 

ジップは小ぶりなものに変更されています。

単発的にカーフの物がリリースされているようですが、基本はラムやシープの柔らかい革が使用されることが多いいようです。

 

そのほかにはカレンダータグの位置の変更や生産国がインドに変更などがある。

生産国の変更はどうなんでしょう?

今まではイタリア製でしたが、生産背景などを考えるとインド製になったことでのメリットはなにかあるのでしょうか?詳しい方がいたらコメントでもなんでもいいので教えて頂けると嬉しいです。

個人的には、単なる生産コストを抑えるためのような気がしますが...

 

着た時のカッコよさは好みはあるものの、こちらのほうが万人受けすると思います。

マルジェラ Maison Martin Margiela ハの字ライダース 5ZIP

https://www.farfetch.com/jp/shopping/men/items.aspx

懐古主義のマルジェラーがこれを見ると発狂しそう。笑

 

 

 

 05SSハの字ライダース

マルジェラ Maison Martin Margiela ハの字ライダース 5ZIP

 05SS のハの字ライダースが今までのハの字ライダースの中で最もクオリティが高いと称されることが度々あります。

 実際に手にした私も個人的にもそう感じています。

 

1stモデル(99aw)の復刻と言われますが、実際にはただの復刻ではなく、ベンチレーションやマガジンポケット、ファスナーテープがボディと同一の物が使われていたりと若干のマイナーチェンジが行われています。

(バーニーズニューヨーク別注の05SSモデルはベンチレーションも再現されていたそうです。)

 

 

しかしながら、短い着丈、長い袖丈、ボックスシルエット、MRSジップといったように全体のバランスは1stモデル強く意識されており、

初期ハの字ライダースの空気感は見事に再現されています。

 

 

 

 

 

 

 05SSのハの字ライダースを語るうえで欠かせないのが革質。

マルジェラ Maison Martin Margiela ハの字ライダース 5ZIP

この程よく入いったシボがたまらないですね。

なんと、言ってもこの皮革はかなり分厚く。歴代のハの字ライダースのなかでも最も厚いと言われます。

 

ただ、分厚いだけではなく、ある程度の柔らかさもあり、尚且つモチモチした革質です。

~02AWまでの初期ハの字ライダースの革質とは全くの別物と言っていいでしょう。

 

技術継承の問題で、年々、革を作る技術は落ちていってますので、革質で05SSのハの字ライダースを上回るものは恐らくリリースされないと思われます。

 

 

 

 

 

 

マルジェラ Maison Martin Margiela ハの字ライダース 5ZIP
 恐らく、リプロダクションされる段階でわずかに身幅が削られたからか、脇下のベンチレーションが省略されたためか、身頃部分が少し細くなっています。

 

 

 

 

マルジェラ Maison Martin Margiela ハの字ライダース 5ZIP

 

マルジェラ Maison Martin Margiela ハの字ライダース 5ZIP

 

マルジェラ Maison Martin Margiela ハの字ライダース 5ZIP

 そのため、初期ハの字ライダースに見られる脇のもたつきがなくなったことで、

特有の空気感を残しつつもスッキリした印象になっています。

 

このマイナーチェンジは個人的には大賛成です。

 

 

 

 

マルジェラ Maison Martin Margiela ハの字ライダース 5ZIP

 

マルジェラ Maison Martin Margiela ハの字ライダース 5ZIP

 

マルジェラ Maison Martin Margiela ハの字ライダース 5ZIP

 色に関しては完全なブラックです。

 

1999awはダークブラウン

その他、初期型のハの字ライダースはグリーンがかったブラックか、もしくは、クラッシュなどの加工のかかった物なので、完全なブラックは無かったはずです。

 

故に、個人的にはこの点も評価が高いです。

 

 

 

 

マルジェラ Maison Martin Margiela ハの字ライダース 5ZIP

 

マルジェラ Maison Martin Margiela ハの字ライダース 5ZIP

 

マルジェラ Maison Martin Margiela ハの字ライダース 5ZIP

05ssに限らず、初期に近いものはモードに合わせるよりも、カジュアルに合わせたいですね。

 

軍パン、チノパン、デニム、

素材感のコントラストを出す為に、コーデュロイなんかもいいかもしれません。

色々と、想像がかき立てられます。

 

 

 

 

 初期のハの字ライダースは今では、30万円を超えて取引されるものも多く、今後も値段が上がっていくかもしれません。

 

しかし、05SSのハの字ライダースは初期程、現時点では高騰していません。

ですが、革質は初期ハの字ライダースよりも断然上を行きます。

かなり狙い目じゃないかと思います。

 

気になった方は、是非とも探してみて下さい。

 

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